日常の中でふと立ち止まって、季節の移り変わりを感じたり、心静かに筆を取ったりと、豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
移りゆく季節
旧暦で霜降、立冬、小雪の期間となる霜月
一歩一歩寒い冬へと近づいています。
広島県熊野町にある筆の未来を提案するミュージアム「筆の里工房」では、開館30周年を記念し、特別展「定家様が伝えた文化」を開催。(会期2024年9月14日-11月4日)
起き明かす秋の別れの袖の露霜こそ結べ冬や来ぬらん
【現代語訳】起きたままで夜を明かし、秋との別れを惜しんで袖に流した涙の露が、今朝はもう霜となって氷っている。冬が来たのだろうか。
[ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 新古今和歌集]
こちらは展覧会の主役である藤原定家に影響を及ぼした父俊成の和歌の一つで秋から冬の到来を感じさせます。
日常の中でふと立ち止まって、季節の移り変わりを感じたり、
心静かに筆を取ったりと、豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介させていただく書筆は「玉如(ぎょくにょ)」(株)一宝堂製です。
毛質は馬、イタチ、山羊毛を使用した兼毫筆です。
腰が強く硬めの書き味である馬、弾力とまとまりを生み出すイタチ、柔らかく墨含みの良い山羊毛、3種類の毛質からできた「玉如」は、まとまりのある穂先でしなやかでありながらも力強い書を表現できるでしょう。
初心者から経験者の方まで使いやすいおすすめの1本です。
玉如
しなやかなイタチの毛に馬毛・山羊毛を混ぜることにより、弾力や墨含みが良くまとまりもあり、安定した書き心地を実現しています。
商品番号:0104130000043
事業者: (株)一宝堂
商品名:玉如
価格:4,400円(税込)
用途:半紙4~6字
主原料:馬/イタチ/山羊毛