MENU MENU

コラムColumn

2024.12.01

三筆の1人である「空海」の名を筆に名付けています。

日本の書道史において、特に優れた筆跡を持つとされている3人の書家を三筆と言います。

 

 

 

嵯峨天皇(さがてんのう)

平安時代初期の天皇で、詩歌や書道にすぐれており、特に書道を得意とし、独自の書風を確立しました。

 

空海(くうかい)

弘法大師としても知られる真言宗の開祖で、優れた書法で知られています。
中国での修行で得た書の技術を日本にもたらしました。

 

橘逸勢(たちばなのはやなり)

平安時代の貴族で書道家としても著名で、遣唐使として唐(中国)に渡り、そこで学んだ書法を日本に持ち帰りました。
書道だけでなく、詩や絵にも才能があり、当時の文化人として多方面で活躍していました。

 

 

 

それぞれの書風や技術で平安時代の書道に大きな影響を与えた人物です。
特に唐(中国)の文化が日本に入ってきた時代で、唐の影響を受けつつも日本独自の美意識を反映させたもので、漢字の書き方や、美的センスを新たに築き上げました。

 

 

 

 

 

今回ご紹介させていただく書筆は、(株)長栄堂製の「空海」です。

三筆の1人である「空海」の名を筆に名付けています。

 

 

主原料は鼬毛で、毛先のまとまりに優れています。鼬毛を使用した筆の中でも弾力が強いため、初心者にもおすすめです。

 

 

 

空海の書風の特徴である、力強く鋭い筆致で、流れるようなリズミカルな線質を表現しやすい筆です。

 

 

空海の書は、唐(中国)で学んだ密教と書法の影響を受けて独自の美学を取り入れており、気迫に満ちた力強さと深みを感じられます。

 

 

空海は、弘法大師という名でも親しまれていますが、「弘法筆を選ばず」ということわざをご存知の方も多いのではないでしょうか?
この弘法は、空海のことを指しています。
本当に優れた人は、道具に左右されず実力を発揮できる。という意味で、空海がどんな筆でも美しい書を書くことができたというエピソードが由来となっています。
しかし実際には、とても道具に拘る人物で、筆や墨を丁寧に選び、しっかり準備を整えてから書をしたためていたとも言われています。

 

 

空海のような達人も、道具に拘っていたという背景があるからこそ、優れた人ほど道具を大切にする。と解釈される場合もあります。
自分に合った特別な1本を、熊野筆セレクトショップで選んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

空海  小

 

 

腰が強く、まとまりも良く、楷書行書に最適です。学童、学生から、大人の入門筆にも適しています。

 

商品番号:4975011161704
事業者:(株)長栄堂
商品名:空海  小
価格:4,400円(税込)
用途:半紙4~6字
主原料:イタチ

 

 

空海  小 商品ページへ >>