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コラムColumn

筆のある暮らし

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2023.3.01

雛人形の顔は職人によって願いを込めて描かれます。

3月3日は桃の節句。

 

 

 

桃の花がほころびはじめる3月。
3月3日の桃の節句には、女の子の健やかな成長と幸せを願い雛人形を飾ります。
元々は古代中国の五節句のひとつで「上巳(じょうし)の節句」(忌日とされた日にけがれを祓うために水辺で体を清めて厄払いを行ったという風習)が、平安初期に日本に伝わり「流し雛」(土や紙でつくった人形にけがれを移して川に流したという行事)となりました。
そして、江戸時代に貴族や武家などが雛人形を雛段に飾るようになったのが現代に広まりました。

 

 

 

 

雛人形の顔は、「頭師(かしらし)」と呼ばれる職人によって願いを込めて描かれます。
そこで使われる面相筆はその名の通り「面(=お顔)」を描くのに使われる筆で、様々な号数があり、細かい繊細な作業に適しているため、工芸細工はもとより日本画や絵てがみ・仮名など幅広い用途で使用されています。
また、面相筆を作る技術は、熊野筆の紅筆(リップブラシ)を作る技術のもとともなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

精選イタチ毫。
穂先の粘りとまとまりに優れ、日本画はもとより仮名作品や工芸細工等、幅広く人気を博しています。

 

商品番号:4990723210342
事業者:(株)久保田号
商品名:五号 鼬面相
価格:3,960円(税込)
用途:面相
主原料:イタチ

 

 

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