弾力の違いによる差とは。
毛の種類によっても弾力が変わりますが、弾力の違いによってどのような差が出るのでしょうか。
弾力の強い毛質
弾力の強い毛質の種類には、山羊のヒゲ、粗光鋒、イタチ、天尾、鹿、ムジナなどがあります。
安定した線が書きやすく、スッキリとした字や細い線などが書きやすくなり、書道を始めて間もない方にもおすすめです。
鹿やムジナの毛は、他の毛と混ぜることで毛先のまとまりを良くすることがあります。
弾力の弱い毛質
弾力の弱い毛質の種類には、猿や、細光鋒などがあり、長鋒であるほど弾力を感じにくくなります。
弾力の弱い筆は、予測できないような線質が出やすく思い通りに筆が動きにくいと感じる方も多いですが、様々な線質を生かした作品を書くことができる為、羊毛筆が好きという方も多く見受けられます。
毛の弾力といっても、バネのようなしなりのあるコシなのか、それとも、毛自体の太さによるコシの強さなのかによっても書き味が変わってきます。
今回紹介させていただく書筆は、㈱穂乃伊堂製「四号 安芸路」 です。
程よい弾力が特徴で、初めて持たれる1本にも適しています。
バネのようなコシがあるため、シャープな線が出やすく先が良く効き、まとまりも良く画数の多い字でも書きやすい筆です。
穂先の原材料には山羊毛と天尾が使用されています。
天尾の弾力により文字の太さの調整がしやすく、安定感があるため初心者の方にもお勧めの1本です。
四号 安芸路
程良い弾力があり、穂先のまとまりが良好で、ハネやハライなど終筆がきれいに書けます。
学童はもちろん一般の初心者の方にも扱いやすく、漢字の半紙4~6文字用として最適です。
商品番号:0120130000005
事業者:㈱穂乃伊堂
商品名:四号 安芸路
価格:1,650円(税込)
用途:半紙4~6字
主原料:山羊毛/天尾