愛され続ける良寛
「良寛さん」と呼ばれ、今もなお多くの人に愛され続ける良寛。
江戸時代を代表する禅僧、詩人、歌人、そして書家でもありました。子ども達と遊ぶことが大好きで、手鞠をしたりハジキをしたりと良寛がいるところに群れをなして子ども達がついてきたそうです。
名門の庄屋の長男に生まれながらも人との争いを好まず、18歳で出家、子どもを愛し、自然を愛し、誰とでも分け隔てなく打ち解けられる、欲がなく足るを知る生活を送る良寛が表現する言葉や書は唯一無二のものとして今でも多くの人に愛されています。
有名な夏目漱石も良寛の書を愛し、その書を欲した1人でもあります。
北大路魯山人は「人格以上の書が生まれ出ることなど、まずもってあり得ない」と良寛の人格と書の関係について指摘しています。

独特なリズムのある細い線の中に凛とした気品を感じられ、余白と墨で何とも言えぬ美しさを表現し、見る者を温かな気持ちにさせてくれます。
まさに書から「良寛さん」の優しく温かなお人柄が伝わってくるのです。
作り手の思いが伝わってくる筆「良寛」。

今回ご紹介させていただく筆は「良寛」博雲堂筆舗製です。
主原料はイタチで弾力があり穂先のまとまり、すべりともに良い筆です。
名付けられた名前からも作り手の思いが伝わってきます。
初心者の方から経験者の方まで、使いやすい筆です。
良寛
イタチ毛の持つ先の良さと弾力が、楷書行書にとても良いです。
商品番号:0107130000105
事業者:博雲堂筆舗
商品名:良寛
価格:7,700円(税込)
用途:半紙4~6字
主原料:イタチ