筆を選ぶ時に、どのような書体でも書ける筆が欲しい、と思う方は多いのではないでしょうか。
良い書筆とは、「尖」「斉」「円」「健」の四徳が揃っている筆が良いと言われています。
「尖」… 穂先が尖っており、まとまっていること
「斉」… 穂先全体がきめ細かく整っていること
「円」… 穂先全体が綺麗な円錐型になっていること
「健」… 穂先に程よく弾力があり、筆運びがスムーズであること
という意味があります。「尖」「斉」「円」「健」を基本として筆を選んでいくとよいでしょう。
その他に、書体や作品の雰囲気、紙の大きさに対して何文字書くのかによって筆の選び方も変わってきます。
文字の大きさによって選ぶのであれば、一文字が大きければ大きいほど穂先が大きい物を選び、小さい作品であれば、穂先の小さい筆を選びます。
書体にあった筆や書き味の違いは、実際に書いてみないと分からないことも多く、筆の見た目だけでは分かりません。
毛質からある程度の書き味を想像する事は出来ますが、同じ毛質でも書き味が違うなど、筆一つひとつに個性があります。
筆を選ぶ時に、どのような書体でも書ける筆が欲しい、と思う方は多いのではないでしょうか。
そのような時には兼毫筆(兼毛筆)がお勧めです。
以前にも兼毫筆の紹介をしましたが、どの書体にも対応しやすいだけでなく、初心者から上級者の方まで幅広く使っていただける筆です。
兼毫筆についてのコラムはこちらからご覧いただけます。
今回ご紹介させていただく筆は、仿古堂の「小 不動」です。
山羊毛と馬毛が混ざっている兼毫筆です。
先の効き具合が優れており、始筆が綺麗に書けます。
また、柔らかさもあるのでどの書体にも対応しやすく、穂先が長峰でも短峰でもない丁度良い中鋒のため、初心者の方でも扱いやすい書筆です。
一本で様々な書風を書きたい方におすすめです。
また、今回紹介させていただいた筆以外に、中、大のサイズもありますので、ご自身に合った大きさの筆を選んでいただけます。
小 不動
大・中・小の3タイプで新しく仲間入り。中鋒タイプで弾力があり、幅広い書体にお使いいただけます。
商品番号:0103130000084
事業者: (株)仿古堂
商品名:小 不動
価格:5,280円(税込)
用途:半紙4~6字
主原料:山羊毛/馬